スジの重要性
スジは、麻雀において他プレーヤーがリーチをしたときに、アガリ牌を捨て牌から予想するための重要な手がかりです。スジを読むことができれば、相手のアガリ牌を見極めやすくなり、自分の手番を有利に進めることができます。
スジの読み方
ここでは他のプレーヤーがリーチをしたときに、アガリ牌を捨て牌から予想する「スジ」について解説します。
フリテンのページでも説明していますが、自分が捨てている牌でロンでアガルことはできません。
ということはリーチをした人が捨てている牌は全て安全牌ということになります。
しかしもしあなたの手牌に安全牌がない場合はどうやって相手のあたり牌を見極めるのか?それは「スジ」を読めばいいのです。
例えば、前ページ(メンタンピン)で説明したのは、
リーチ、タンヤオ、ピンフがアガリ役の中でも最も基本な手だということを思い出してください。
確率的にも作りやすいということは、リーチの場合の多数がピンフ=両面待ちともとれるわけです。
ピンフを作っていれば必然的に両面待ちと予想できます。
捨て牌から予想できるスジ・安全牌は・・ が捨ててあるので、 は ではないと予想が出来、 は確率的に安全牌となるのです。
が大丈夫なら は だという可能性も薄れ、 も確率的には安全な牌となります。
と と は安全だと予想できる。
これをスジと呼ぶのです。スジには簡単な覚え方があります。スジを読むためには、以下の覚え方を押さえておくと便利です。
スジの読み方 | 捨て牌に下記の いずれかが含まれる場合 | 安全牌・スジ |
---|---|---|
1・4・7 イー・スー・チー | or or | |
2・5・8 リャン・ウー・パー | or or | |
3・6・9 サブ・ロー・キュー | or or |
これらの組み合わせによって、捨て牌からスジ・安全牌を予想することができます。
スジの活用例
リーチをしたプレーヤーが捨てた牌がの場合、スジはとです。これらの牌は、確率的に安全牌となります。
しかし、待ちの形には両面待ちだけではなく、カンチャン待ち、ペンチャン待ち、単騎(タンキ)待ちなどがあります。スジはあくまで最も好まれる両面待ちを考慮したものなので、その場その場で臨機応変に対応していくことが重要です。
スジの注意点
スジを利用する際に注意すべき点をいくつか挙げます。
スジは絶対ではない
スジはあくまで推測の1つであり、相手が必ずその待ちを使っているわけではありません。他の待ち方が考えられる場合もありますので、その可能性も考慮しましょう。
スジを使うタイミング
スジを使うタイミングは局面によって異なります。リーチがかかっている場合や、自分の手が良くない場合などは、スジを意識して安全牌を選びましょう。
相手のプレイスタイルを読む
対戦相手のプレイスタイルを把握することで、スジの読みやすさが向上します。例えば、相手が攻撃的なプレイスタイルを持っている場合、両面待ちが多くなる傾向があります。
スジの優先度
すべてのスジを同じように扱うのではなく、状況に応じて優先度をつけましょう。例えば、自分の手牌が良い場合や、リーチがかかっていない場合などは、スジを重視しすぎずに、より攻撃的なプレイを心がけることも大切です。
スジの練習
スジを読む力は経験と練習によって向上します。状況に応じてスジを適切に使えるようになるためには、積極的に対局を重ね、実践を積むことが大切です。
まとめ
麻雀の勝負は、確率や運だけでなく、相手の心理やプレイスタイルを読み取ることが重要です。スジを理解し、上手く活用することで、麻雀の戦術がさらに広がり、自分の麻雀スキルを向上させることができます。ただし、スジはあくまで1つの要素であり、局面に応じて柔軟に対応することが勝利への鍵となります。スジを練習し、麻雀の楽しみをさらに深めましょう。