麻雀で勝つためには、ドラへのこだわりを手放し、待ち牌の枚数やピンフを重視することが大切です。この記事では、ドラを効果的に活用しながら麻雀で勝利するための戦術を紹介します。
ドラとは
アガッタときに得点の加算につながる特定の牌(パイ)をドラと呼びます。
アガッタときに、手牌もしくはロンした牌(パイ)の中にドラが含まれる場合、1枚につき1飜が加算されますが、役・アガリ役としては成立しないため、ドラを持っているだけでは役が無いと同じことなので、ドラのみではアガルことはできません。
ドラの決まり方
牌山の配牌(ハイパイ)を取り始めた場所から数えて3つ目の上段の牌を表向きにします。これをドラ表示牌と呼び、ドラはドラ表示牌の次の位の牌がドラとなります。
→ | ドラ | |
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◆ドラ
通常のドラ
◆裏ドラ
通常のドラの下段のドラ。立直(リーチ)をかけてアガル場合のみ、この裏ドラが適用されます。コツコツとリーチをかけてがんばったご褒美です。
◆槓ドラ
槓(カン)が行われたときには、嶺上牌(リンシャンパイ)を引くときに、ドラの隣りの牌(最後尾じゃない方の)を表向きにして明かし、これを槓ドラとして扱う。同時に槓ドラの下段にある槓裏も立直(リーチ)をかけてアガル場合のみ適用されます。
◆裏槓
槓ドラの下段にあるドラで、立直(リーチ)をかけてアガル場合のみ適用されます。
ドラに固執せず、待ち牌と役を重視する
ドラは確かに翻を増やす要素ですが、上がりにくい手になる可能性もあります。役を構築する過程でドラに固執しすぎると、待ち牌が狭まり、上がりにくくなることもあります。重要なのは、ドラを上手に活用しながら、待ち牌の枚数や役を考慮して手を進めることです。
ドラを活用する例
以下の例では、ドラを持っているものの、上がりやすい形に持ち込むことで勝率を上げる方法を示しています。
画像説明:例の手牌
ドラ | ツモ |
この場合、ドラを優先してを捨ててリーチすると、とのシャンポン待ちで、残りの枚数が少ない上に中張牌【チュンチャンパイ】を他家が切ってくる可能性も低くなります。逆にを切って、ピンフの形に持ち込み、待ち牌をとにすることで、で上がればタンヤオはつかないものの捨てられやすいヤオ九牌【ヤオチューハイ】での待ちとなるので捨てられる可能性は高くなります。
ドラを切ってピンフ、運がよければタンヤオも引っ張ってこれるので実質的にはドラを切った方が、上がれる確率も、翻数も多くなるのです。このようにドラにとらわれずに、広く視野を持ち麻雀を打てるようになればあなたはもう上級者!?
まとめ:ドラに固執せず、柔軟な戦術で勝利を目指す
ドラは麻雀で重要な役割を果たしますが、そのこだわりが勝利への障害となることもあります。ドラに固執せず、待ち牌の枚数や役を重視して柔軟な戦術を取り入れることで、勝率を上げることができます。広い視野で麻雀を楽しみ、スキルアップを目指しましょう。