麻雀には多くの役がありますが、ローカルルールで使われる特殊な役も存在します。これらの役は正式な大会では採用されないことが多いですが、一般的に使われるものを紹介していきます。麻雀牌画像を使いながら、役の説明を行います。
大車輪(ダイシャリン)
大車輪は地域によってローカルルールで使われる特殊なアガリ役です。大車輪の成立条件は、手牌がすべてチャンタ(老頭牌と么九牌のみで構成される手)であることです。大車輪は役満とされることが多いですが、地域によっては満貫とされる場合もあります。
人和(レンホー)
人和は子のみに適応される役満で、配牌された時点の13枚の牌で既にテンパイとなっていて、鳴きのない第一ツモの前にロンでアガルと成立します。一般的には役満とされますが、ローカルルールによっては満貫とする場合もあります。
流し満貫
流し満貫は、配牌からヤオ九牌(数牌の1・9と字牌)だけを捨て続け、誰にもポン・チー・カン・されることなく流局した時点で成立するかなり特殊な役です。
一発(イーパツ)
一発はリーチをかけてから、誰もポン、チー・カンをしていない状態で、1順目でロン・ツモでアガルと成立するアガリ役です。ゲームなどにも正式なルールとして採用されています。
オープンリーチ(オープンリーチ)
オープンリーチは、テンパイとなった時点で、手牌の待ちの部分を表向きにすることによって、アガリ牌が何であるかを他のプレーヤーに分かるようにする特殊な役です。アガリ牌が他のプレーヤーに把握できるため、リーチをかけていない他家のプレーヤーはアガリ牌を切ることはほとんどありません。そのため、基本的にはツモアガリとなります。
リーチをかけていない他のプレーヤーの手牌に安全牌が無くなってしまい、オープンリーチをしている人に振り込んでしまった場合は、役満となります。
これらのローカルルールで採用される特殊な役を知っておくことで、ゲームをより楽しむことができます。地域や友人とのルールで採用されている役があれば、それらも覚えておくと良いでしょう。
ダブル役満(ダブルヤクマン)
ダブル役満は、一度のアガリで二つの役満が同時に成立することを指します。通常の役満よりもさらに難易度が高く、非常に稀な状況です。ダブル役満は通常の役満の点数を二倍にしたものが与えられ、プレイヤーに大きな利益をもたらします。ダブル役満の例としては、国士無双13面待ちや四暗刻単騎待ちなどが挙げられます。
ローカルルールは、麻雀の面白さや魅力を引き出すための重要な要素です。これらのルールを取り入れることで、プレイヤーは様々な状況に対応し、新たな戦術やアプローチを試すことができます。ローカルルールを楽しみながら、麻雀の知識を広げていくことで、更なる楽しみを見つけることができるでしょう。