サンアンコーとは
サンアンコーとは、暗刻(アンコー)か暗槓(アンカン)が3つあった場合に成立するアガリ役です。
手牌の中に暗刻(アンコー)か暗槓(アンカン)が3個すでにある場合には、残りの一組はポン、チーしてもサンアンコーは成立します。
暗刻(アンコー)とはポンをしないでつくった同じ牌の3枚の組み合わせです。
◆よくあるトイトイとの複合
暗刻(アンコー) | 暗刻(アンコー) | 暗刻(アンコー) | ポン |
覚えておこう!
暗刻(アンコー) | 暗刻(アンコー) |
暗刻(アンコー) | 暗刻(アンコー) | 暗刻(アンコー)? |
上の例は か か がこればアガリという変則的な待ちです。
この場合はをロンかツモした場合はサンアンコーは成立しますが、 か であがった場合は
暗刻(アンコー)が3つできないのでサンアンコーにはなりません。
チー | 暗刻(アンコー) | 暗刻(アンコー) |
上の例の場合は、メンツの1組をチーしているので、 か をツモってこれば暗刻(アンコー)が3つ成立するのでokですが、ロンアガリでは暗刻(アンコー)が成立しないため、サンアンコーとはなりません。
サンアンコーの狙い方と注意点
サンアンコーは高得点の役ですが、狙い方や注意点もあります。以下に、サンアンコーを狙う際のポイントをいくつか紹介します。
手牌の進行状況を確認する
サンアンコーを狙う場合、手牌の進行状況が重要です。早い段階で暗刻が2つ以上揃っている場合、サンアンコーを意識して手を進めることができます。
他家の手牌状況を見る
他家の手牌状況もサンアンコーを狙う際に重要です。他家がポンやチーを頻繁に行っている場合、彼らの手が速く進む可能性がありますので、サンアンコー狙いのリスクが高まります。
テンパイまでの待ち牌の種類を確認する
サンアンコーを狙う場合、テンパイまでの待ち牌の種類が重要です。待ち牌が少ない場合は、サンアンコー狙いのリスクが高まりますので注意が必要です。
ロンアガリとツモアガリの違いを理解する
サンアンコーは、ロンアガリとツモアガリで成立条件が異なります。ロンアガリでは、暗刻が3つ成立しない場合、サンアンコーにはなりません。ツモアガリの場合は、暗刻が3つ成立すればサンアンコーが成立します。
サンアンコーを狙う際は、これらのポイントを意識して、リスクを抑えつつ麻雀の勝利に繋げましょう。
サンアンコーと他の役との組み合わせ
サンアンコーは他の役と組み合わせることで、さらに高得点を狙うことができます。以下に、サンアンコーと相性の良い役をいくつか紹介します。
トイトイ
トイトイは全ての面子が刻子(ポン)で構成された手です。サンアンコーが成立している場合、トイトイとの複合も可能で、両方の役が成立すればさらに高得点を狙えます。
ホンイツ・チンイツ
ホンイツは、手牌が一色と字牌で構成されている場合の役です。チンイツは手牌が一色だけで構成されている場合の役です。サンアンコーとホンイツ・チンイツが同時に成立すれば、より高得点が狙えます。
ドラ
ドラは、表ドラ・裏ドラ・赤ドラがありますが、これらのドラを多く持つことで得点が上昇します。サンアンコーが成立している場合、ドラを多く持つことでさらなる高得点が期待できます。
サンアンコーと他の役との組み合わせを意識し、効率的に高得点を狙いましょう。
サンアンコーの得点計算
サンアンコーは麻雀での役で、2翻の価値があります。ただし、他の役との複合やドラの数によって得点が変動することがあります。以下では、サンアンコーの基本的な得点計算方法を説明します。
基本的な得点計算
サンアンコーが成立した場合、基本的には2翻の価値があります。これは、ロンアガリでもツモアガリでも同じです。しかし、他の役が複合している場合やドラがある場合は、得点がさらに上昇します。
例えば、サンアンコーとトイトイが同時に成立した場合、合計で4翻の価値があります(サンアンコー2翻 + トイトイ2翻)。この場合、基本点を計算した後に翻数に応じた倍率をかけることで、最終的な得点を算出します。
役満・ダブル役満
サンアンコーと他の役が複合して役満やダブル役満になることもあります。役満は基本点が8,000点(子)または12,000点(親)で、ダブル役満はそれぞれ16,000点(子)または24,000点(親)となります。
例えば、サンアンコーとトイトイ、チンイツが同時に成立し、さらにドラが5つある場合、役満になります。このように、サンアンコーと他の役との組み合わせやドラの数を考慮して得点を計算することが重要です。
サンアンコーを狙う戦術
サンアンコーは麻雀で高得点を狙える役の1つです。ここでは、サンアンコーを狙うための戦術について解説します。
鳴かない戦術を取る
サンアンコーは暗刻が3つあることが条件ですので、基本的に鳴かない戦術を取ることが重要です。しかし、最後の1組だけはポンやチーができるため、状況に応じて柔軟に判断しましょう。