断ヤオ九(タンヤオ)の基本
タンヤオは、手牌にヤオチュー牌(1・9の数牌、風牌、三元牌)がなく、すべて2~8の数牌(シューパイ)で構成されるアガリ役です。タンヤオチューとも呼ばれますが、一般的にはタンヤオと短縮されて呼ばれます。
タンヤオの麻雀牌による例
頭(アタマ) |
か 待ち牌 |
頭(アタマ)がの場合は、ヤオチュー牌が含まれているためタンヤオにはなりません。しかし、頭がであれば、すべての牌が2~8の数牌で構成されており、タンヤオが成立します。
七対子(チートイツ)とタンヤオの例
待ち牌 |
この場合、七対子(チートイツ)とタンヤオが組み合わさった役となります。タンヤオは他の役と複合しやすく、最も構築しやすい役のひとつです。平和(ピンフ)と共に、麻雀における基本的な役とされています。
タンヤオの戦術
自分が親で早く上がりたい場合や連荘を狙いたい場合は、ポンやチーを使って手牌を進めることができます。ただし、タンヤオは門前(メンゼン)でなくても成立する役ですが、ポン、チー、ミンカンを行った場合には喰いタンと呼ばれ、役として認められないローカルルール(喰いタンなし)も存在します。
タンヤオと他の役の相性
タンヤオは、他の役と相性が良いため、複合役を狙いやすい特徴があります。例えば、平和(ピンフ)や三色同順(サンショクドウジュン)、一盃口(イーペーコウ)などの役と組み合わせることで、獲得できる符・飜が増え、より高い点数を狙うことができます。
タンヤオの注意点
タンヤオを狙う際に注意すべき点として、ヤオチュー牌を持っている状態では成立しないことが挙げられます。そのため、ヤオチュー牌を切ることで他のプレイヤーに対して、タンヤオを狙っていることが伝わりやすくなります。リーチやポン、チーを行わずに門前で上がることで、相手に対して情報を与えずにプレイすることができます。
タンヤオの効果的な狙い方
タンヤオを効果的に狙うためには、初手から中盤にかけて手牌を整理し、ヤオチュー牌を切り捨てることが重要です。また、他のプレイヤーの捨て牌を観察し、タンヤオが狙いやすい状況かどうかを判断することも大切です。リーチや門前で上がることができれば、相手に対して情報を与えずにプレイできるため、効果的なタンヤオの狙い方となります。
タンヤオの魅力
タンヤオの魅力は、簡単に狙える役でありながら、他の役と組み合わせることで高得点を狙える点です。また、リーチや門前で上がることができれば、相手に対して情報を与えずにプレイできるため、攻めやすい役となります。特に、初心者にとっては、タンヤオを狙いながら他の役との組み合わせを覚えることが、麻雀の基本戦術を身に付ける上で有益です。
タンヤオと立直(リーチ)の組み合わせ
タンヤオと立直(リーチ)を組み合わせることで、さらに強力な戦術が生まれます。タンヤオを狙っていることが相手にバレにくく、リーチをかけることで、他のプレイヤーの捨て牌選択に制約がかかります。さらに、リーチとタンヤオの組み合わせは、平和(ピンフ)や三色同順(サンショクドウジュン)などの役と相性が良く、高得点を狙うことができます。
タンヤオの弱点
タンヤオの弱点は、他のプレイヤーに対して狙っている役が明らかになりやすい点です。ヤオチュー牌を切ることでタンヤオを狙っていることが伝わり、相手に対策を取られる可能性があります。また、タンヤオが成立するためには、ヤオチュー牌が一切含まれないことが条件ですので、手牌の構成が制約される点も弱点と言えます。