覚えておくと便利 麻雀の基礎知識

フリテンの理解と対策

mahjong-rule

フリテンとその対処法

フリテンとは、ロンでアガることができないテンパイの状態を指します。これは、自分がすでにアガリ牌を捨ててしまっている場合に発生します。フリテンの状態では、他人の捨て牌でロンアガリすることはできません。

フリテンになった場合、プレイヤーは次のような対処法を取ることができます。

ツモアガリを狙う

フリテン状態でも、ツモであればどの待ち牌でもアガることができます。そのため、ツモアガリを狙って手を進めることが一つの方法です。

立て直し

立直をしていないテンパイの場合、フリテンとなる面子を捨てて立て直すことができます。これにより、再びロンアガリが可能になります。


注意点として、間違えてロンアガリを宣言すると、チョンボとなってしまうため、フリテン状態を正確に把握しましょう。

フリテンを避けるための戦術

フリテン状態を避けるためには、以下の戦術を取り入れることが役立ちます。

アガリ牌を早めに把握する

アガリ牌の候補を早めに把握し、その牌を捨てないように注意することが重要です。

立直を適切なタイミングで宣言する

立直後に自分の捨て牌にアガリ牌が含まれるようになる場合があります。そのため、立直を適切なタイミングで宣言し、フリテンのリスクを回避しましょう。

親の捨て牌を注意深く観察する

他のプレイヤーがポンやチーをしている場合にもフリテンになることがあります。そのため、他プレイヤーの捨て牌や鳴きを注意深く観察し、フリテン状態に陥らないようにしましょう。

フリテンは麻雀で避けたい状況の一つです。しかし、適切な戦術や対処法を用いることで、フリテン状態を回避し、ゲームを有利に進めることが可能です。上記のポイントを把握し、麻雀のスキルを向上させましょう。

フリテンの種類

フリテンは以下の3つの種類に分類されます。

嶺上開花フリテン

嶺上牌(リンシャンカイホウ)でアガリ牌が手に入るが、自分の捨て牌にアガリ牌が含まれているためロンアガリできない状態です。

海底捞月フリテン

海底牌(ハイテイラオユエ)でアガリ牌が手に入るが、自分の捨て牌にアガリ牌が含まれているためロンアガリできない状態です。

河底撈魚フリテン

河底牌(ホウテイラオユー)でアガリ牌が手に入るが、自分の捨て牌にアガリ牌が含まれているためロンアガリできない状態です。

これらの種類を理解することで、さらに深い麻雀戦術を習得することができます。

フリテンとは別のペナルティ状況

フリテン以外にも、麻雀でペナルティ状況に陥ることがあります。以下はその例です。

空ポン・空チー

ポンやチーの宣言をしたが、誤って宣言した場合に発生します。この場合、ペナルティとして1,000点が相手に与えられます。

チョンボ

誤ってロンアガリやツモアガリを宣言した場合に発生します。この場合、ペナルティとして3,000点が相手に与えられます。

これらのペナルティ状況を避けるためには、注意深くプレイし、常にゲームの進行状況を把握することが重要です。フリテンやその他のペナルティ状況を避け、麻雀で勝利を目指しましょう。

フリテンと鳴きの関係

フリテンと鳴き(ポン・チー・カン)の関係を理解することは、麻雀戦術をさらに磨くために役立ちます。鳴きを行うことで、手牌がオープンになり、アガリが近づくことがありますが、その反面、フリテンのリスクも高まります。

鳴きを行ったプレイヤーがフリテンになる場合があります。例えば、他のプレイヤーが捨てた牌でポン・チー・カンを行い、その後に自分の捨て牌にアガリ牌が含まれる状況が生じた場合、フリテンとなります。この場合、ロンアガリができず、ツモアガリしか選択肢がなくなります。

鳴きを行うことで、一時的にフリテンのリスクが高まることがありますが、適切に鳴きを利用することで、手役を構築しやすくなり、アガリに近づけることがあります。フリテンのリスクと鳴きの利点を天秤にかけながら、戦術を立てることが重要です。

フリテンとダブル立直

ダブル立直(ダブルリーチ)は、通常の立直(リーチ)と同様に、自分がテンパイ状態であることを宣言し、アガリ牌を待つ戦術です。ただし、ダブル立直は、最初のツモでリーチを宣言し、次のツモでアガリ牌が来ることを予想することで成立します。

フリテン状態のプレイヤーは、ダブル立直を行うことができません。なぜなら、フリテン状態ではロンアガリができないため、ダブル立直の条件である「次のツモでアガリ牌が来ることを予想する」が成立しないからです。フリテンのリスクを回避しながら、ダブル立直のチャンスをうまく活用することが、麻雀で勝利への近道となります。

フリテンの理解を深めることで、麻雀戦術がさらに広がり、勝率の向上につながります。フリテンを避けながら、最適な鳴きや立直のタイミングを見極めることが、麻雀のスキルアップに繋がります。対局中にフリテンのリスクを把握し、それに応じた戦術を選択していくことが大切です。

フリテンと和了り裏ドラ

フリテン状態のプレイヤーがツモアガリを行った場合、裏ドラ(ウラドラ)を見ることができます。裏ドラは、アガリ役にプラスされる追加のドラで、ツモアガリしたプレイヤーの点数を大幅に増やす可能性があります。

ただし、フリテン状態で立直(リーチ)を行っていない場合、裏ドラを見ることができません。これは、フリテン状態でロンアガリができないため、リーチ宣言が無効となるからです。そのため、フリテン状態でツモアガリを狙う場合は、裏ドラを利用できるかどうかも考慮に入れた戦術を立てることが重要です。

まとめ

フリテンは、麻雀戦術の中で重要な要素の一つです。フリテン状態を避けることができれば、より多くのアガリの選択肢が利用でき、勝率が向上するでしょう。フリテンの理解を深め、鳴きや立直のタイミングを見極めることで、麻雀のスキルを磨いていきましょう。

HOT

-覚えておくと便利, 麻雀の基礎知識
-, , , , , , ,