カンとは鳴きの一種で、
同一牌を4枚そろえて槓子(カンツ)を作るための行為を槓(カン)と呼び、
さらに【暗槓(アンカン)】、
【明槓(ミンカン)「大明槓(ダイミンカン)と加槓(カカン)】に分けられます。
槓子(カンツ)とする4枚の牌をそれぞれの所定の形式で、
自分からみて卓の右側に明かしておいた後は、
嶺上牌(リンシャンパイ)を引く事ができます。
嶺上牌を引いて、その時点でアガリの条件を満たしていれば
ツモアガリすることができます。
この場合、嶺上開花という役がつきます。
下で詳しい説明をしますが、カンをすると
ドラが増えることも覚えておきましょう。
2人以上でカンを4回すると流局(リュウキョク)となります。
暗槓(アンカン)はポンをしないでつくった
同じ牌の4枚の組み合わせです。鳴き扱いとはなりません。
暗槓(アンカン)をする場合は上のように両端の牌を裏にして、
自分から見て卓の右側に置きます。
明槓(ミンカン)は暗刻(アンコー)のとき、
他の人からカンしてつくった同じ牌の4枚の組み合わせです。
明刻(ミンコー)からも他の人から冠すれば、
明槓(ミンカン)となります。
誰からカンしたか分かるように、
牌をカンして、もらった人の席の位置にあたるパイを横にして、
自分から見て卓の右側に明かして置きます。
■明槓(ミンカン)には、大明槓(ダイミンカン)
と加槓(カカン)があるので覚えておきましょう。
手牌の中に暗子(アンコー)があり、
そのまったく同種の牌(パイ)牌を他の人が捨てたときに、
その牌(パイ)を使って槓子をつくることをいいます。
他の人があなたの欲しい牌(パイ)を捨てた直後に、
「カン」と発声してから、下の通りに
手牌の中にあった3枚と捨て牌をまとめて、
自分から見て卓の右側に明かして置きます。
大明槓は鳴きの一種であり、一度でも行うと
門前(メンゼン)ではなくなります。
加槓(カカン)は、すでにポンして作った
明子(ミンコー)が出来ていて、それと同種の牌を持っているか、
ツモした場合に、その牌を明子(ミンコー)に付け加えて
槓子とすることをいいます。
自摸した直後に「カン」と発生してから、
手牌の中にあった1枚、またはツモして引いてきた1枚を、
もともと自分から見て卓の右側に明かして置いてある
明子(ミンコー)のうち横向きにしてある牌の上に重ねます。
これで誰からカンをしたかすぐに判断する事ができます。
麻雀において槓(カン)を行った場合、
手牌が1枚不足することになります。
それを補うため、王牌(ワンパイ)の最後のところから
1枚拾って補充するのですが、
この王牌(ワンパイ)の最後のところから1枚の牌をリンシャン牌と呼びます。
槓(カン)をしたらドラが増えます。槓(カン)をした人は
ドラ表示牌の隣の牌を上の図のように裏返します。