一生懸命作った一気通貫(イッキツーカン)も
鳴いてしまえば手もばれやすいし、食い下がりで1翻・・・
苦労して作っても鳴いてしまえば、食い下がりで1翻になってしまいます。
その点ドラは、1枚持っているだけでアガリ役にこそなりませんが、
1翻分と数えられるので、苦労してやっと作る手役と比べると
とんでもなく価値観がありますよね。
しかしドラにこだわりすぎて、本来の打ち方を崩してしまい
結局上がれず仕舞いなんてことを経験した事のある人も多いはず。
ドラを持っていてもアガレなければ何の意味もありません。
例えば、 がドラだとしましょう。
ツモ
を切るのはせっかくのリャンカンなので
避けるべきだし、うえの場合は明らかに孤立している
を切る事により、いかにピンフ、タンヤオへの
道が広がるということになかなか気づく事が出来なくなってしまうのです。
アタマとして を引いてくるのを永遠と待っていたり
を引いてきてジュンツが完成するのに
を単騎で待っていたり・・・
を待ち続けるということで、単騎であれピンフもタンヤオもなくなるし、
の
待ちでもペンチャンなのでピンフはつかないうえに、
ペンチャン待ちなのでアガれる確立もかなり低くなります。
ドラ ツモ
ここでドラを優先して を捨ててリーチなら、
と
のシャンポン待ちで、
残りの枚数が少ない上に中張牌【チュンチャンパイ】を
他家が切ってくる可能性も低くなります。
逆に を切って、ピンフの形に持ち込み、
待ち牌を と
にすることで、
で上がればタンヤオはつかないものの
捨てられやすいヤオ九牌【ヤオチューハイ】での待ちとなるので
捨てられる可能性は高くなります。
ドラを切ってピンフ、運がよければタンヤオも引っ張ってこれるので
実質的にはドラを切った方が、上がれる確率も、翻数も多くなるのです。
このようにドラにとらわれずに、
広く視野を持ち麻雀を打てるようになればあなたはもう上級者!?